オーソモレキュラー療法関連本

溝口 徹 (著) 『「うつ」は食べ物が原因だった!』(青春出版社、青春新書INTELLIGENCE)

「うつ」は食べ物が原因だった! (青春新書INTELLIGENCE)

おすすめ度:★★★★

本書は適切な食事やサプリメントによる栄養素によって病気の治療や健康の維持を図るオーソモレキュラー療法をもとに心のトラブル特に「うつ」に焦点を当ててその原因から治療法を紹介しています。

また、著者の溝口徹氏は、2003年に日本初の栄養療法専門クリニックである新宿溝口クリニックを開設し、栄養学的アプローチで精神疾患のほか多くの疾患の治療にあたっている人物です。

うつの治療といえば薬物療法(投薬治療)か心理療法(精神療法)の2つが主流となっていますが、栄養素による治療も新しい治療法として存在し得ることを認知させてくれる点において患者の治療法の選択肢を切り広げてくれる意義があります。

本書ではうつの主な原因として血糖の調節異常と脳内の神経伝達物質をつくっている栄養素の不足の2つをあげています。

血糖調節異常というのは血糖値が低くなったり、上がったり下がったりを繰り返したり、低い値で推移している場合などがあります。

血糖値に関しては血糖値が安定すると脳に十分なブドウ糖が供給されて精神的にも安定するというのです。

血糖値が安定しているとは、食事の後で血糖値はゆるやかに上がり、それからゆるやかに下がり、空腹時の血糖値より下がりすぎない状態のことを指しています。

血糖値が食後にゆるやかなカーブを描くようにするにはインスリンの分泌が少なくて済むような食生活をする必要があります。、糖質を減らし、GI値の低い食品を摂るその中でも、十二脳神経訓練と手足の運動と見返り美人のポーズの3つはイラスト入りでページ数を割いて紹介しています。

血糖値をコントロールするには、糖質を減らし、GI値の低い食品を摂るのが最適な手段となるといいます。

この点に関しては、糖質制限食や糖質制限ダイエットに近いです。

栄養素の不足に関しては、鉄欠乏、亜鉛欠乏、ビタミンB群欠乏、たんぱく質欠乏などの栄養欠損があげられています。

本書の後半ではうつにならない生活の仕方も紹介されています。

問題は、栄養療法におけるうつに対する効果になろうかと思います。

うつを対象にした栄養療法の有効性や治癒率に関して本書ではかなりの効果があるかのように書かれています。

この点に関しては本当にそれほどうつの治療効果が高いのだろうかと疑問を抱かざるを得ませんでした。

本書に書かれてあるような効果があるとすれば、うつ治療の主流として真っ先に受けるべき治療法となりそうだからです。

オーソモレキュラー療法によるうつ治療に関してはやはり効果に個人差があるのではないかと思われます。

したがって、患者としては選択肢の一つとして捉えておくべきなのではないでしょうか。

どういう方のどういう症状であればオーソモレキュラー療法が有効なのかもう少し対象を限定して明確したり、効果に関しては統計で明らかにする必要がありそうです。

もっとも、実際にはうつの患者さんの多くは薬物療法(投薬治療)や心理療法(精神療法)なども併用していてオーソモレキュラー療法だけを行っている方は少ないでしょうから、そうした患者さんから純粋にオーソモレキュラー療法による効果を抽出するのは難しいという面はあるかと思われます。。

その点を除けば、うつの人には、うつの症状には食事や栄養素が関係している場合があるのだと知見と視野を広めるのに本書は役立つでしょう。

ただ、うつの患者さんでオーソモレキュラー療法を希望してやってみたいという場合、本書だけで実行は難しいものと思います。

やはりオーソモレキュラー療法を行っている医師に診察・検査・指導を受ける必要があるのではないかと思いました。

その場合、オーソモレキュラー療法の治療は健康保険の対象にならないでしょうから、医療費やサプリメント代は健康保険が適用されず自己負担額は全額実費負担となることを注意する必要があるかと思われます。

本書はうつは食事や栄養素が関係している場合があるという切り口でうつを中心に心のトラブルを抱えている方を対象に書かれているわけですが、うつの人だけでなく一般人でも食事や栄養に関して役立つ部分が多く記述されているので食事や栄養に関心のある方なら参考になるかと思います。

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溝口 徹 (著) 『アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!』(青春出版社、青春新書INTELLIGENCE)

アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる! (青春新書INTELLIGENCE)

おすすめ度:★★★★★

本書は適切な食事やサプリメントによる栄養素によって病気の治療や健康の維持を図るオーソモレキュラー療法をもとにアトピーアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーに焦点を当ててその原因から治療法を紹介しています。

著者の溝口徹氏は、2003年に日本初の栄養療法専門クリニックである新宿溝口クリニックを開設し、栄養学的アプローチで精神疾患のほか多くの疾患の治療にあたっている人物です。

本書によれば、溝口徹氏自身も人生の大半をアトピーアトピー性皮膚炎と花粉症で悩んできたということです。

本書ではアトピーアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーの重要な原因として食事と栄養の面から考察しています。

アトピーアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーの根本的な原因のひとつに食事と栄養があることを指摘しその対策までがまとめられています。

もし私がアトピーアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患に罹患していたら本書の内容に従って食事や栄養に注意し食生活を送るだろうなと思えるほど内容でした。

アトピーアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患に罹患している人でアレルギー体質を根本的に改善する方法を求めている方なら本書の内容は大いに参考になると思います。

アトピーアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患に罹患している方にはぜひ通読をおすすめしたい一冊です。

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定 真理子 (著), 北野原 正高 (著) 『35歳からの栄養セラピー 「妊娠体質」に変わる食べ方があった! 』(青春出版社)

35歳からの栄養セラピー 「妊娠体質」に変わる食べ方があった!

おすすめ度:★★★★

本書の著者等は、栄養カウンセラーとして、婦人科医として、多くの女性に栄養アドバイスをおこない、200人以上の女性を妊娠・出産に導いてきた経歴の持ち主達です。

本書で紹介しているのは栄養セラピーです。

栄養セラピーは正しくは栄養療法といい、「分子整合栄養療法(オーソモレキュラー療法)」という学問体系に基づいています。

本書を読むことで妊娠・出産において母子ともにいかに栄養が重要であるかということが認識できます。

本書は妊娠体質と題名にもあるように不妊の原因の1つに栄養不足があることを啓蒙する目的で書かれています。

本書は不妊症の女性だけでなく、妊娠・出産を迎える女性に妊娠・出産に必要な栄養の知識を学んでもらう目的もあります。

本書では妊娠・出産に関して非常に重要な指摘がなされています。

妊娠・出産に関わる人は妊娠や出産に必要な知識を得るために読んでおいたほうが良い本だと思います。

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