私が読んだ司馬遼太郎の関連本を紹介しています。私の書棚は、私の読書歴であり、私が読んだ本を書評と引用で紹介する楽しいブックレビューの書評サイトです。

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司馬遼太郎

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司馬 遼太郎 (著) 「燃えよ剣 (上巻・下巻)」(新潮文庫、新潮社)
おすすめ度 ★★★★ 読書回数:1回
燃えよ剣(上巻)改版 燃えよ剣(下巻)改版 iconicon iconicon
 本書は、新選組副長の土方歳三の生涯を描いた歴史小説である。新撰組は映画やテレビで取り上げることも多いのに、実際はよく知らないのではないかという思いが私にはあった。 それで、司馬氏が新撰組を扱った本書を読むことにした。
  本書を読んでよくわかったのは、やはり私は新選組のことをよく知らなかったということである。しかも、土方歳三という人物のことをまったく知らなかった。本書に書かれているような人物だとは思わなかった。本書に書かれていることが本当であるならば、新選組を組織して動かしていたのは副長の土方歳三ということになる。これは私にとって驚きだった。
  本書は読み物としてもとても面白いので、新選組のことを知りたい読者だけでなく広くおすすめできる本である。
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司馬 遼太郎 (著) 『胡蝶の夢(全3巻)』 (新潮文庫、新潮社)
おすすめ度 ★★★★★ 読書回数:1回
胡蝶の夢(第1巻) iconicon
  司馬遼太郎さんが幕末期の日本医学史を松本良順という人物を中心にして扱っている歴史小説というので、これはぜひ読んでおかなければならないと思い読み始めた。
  まず、この本に登場するポンペという軍医が、日本の医学史の中で大きな影響を及ぼした人物だということを初めて知ることができた。何よりもポンペの人格に打たれた。こういう医師がいたということが驚きである。その医師が日本へ来て西洋医学を伝えてくれたのだと思うと、感謝の念が自然にわいてきた。医師は医学を金儲けの手段としてはならないというポンペの信念には教えられた。それほど優れた医師であるポンペが帰国後医師として成功しなかったというのは悲しい。どうしてなのかと思った。
 次に、松本良順の弟子である伊之助の語学力には驚いた。こういう人間が存在するのだということを知ったことだけでも驚きである。しかも、どんなに才能があっても、成功しなかったり、幸せになれるとは限らないのだということも知ることができた。
  また、関寛斎のような立派な医師が、医学を捨てて最後に自殺をしたというのも印象に残った。
  結局、医学の本質は空虚であり、医学は虚構の上に成り立っているという司馬氏の指摘には一番の衝撃を受けた。思想は幻想であると考えてはいたが、医学をそのような見方で見たことがなかったからである。しかし、司馬氏の指摘は納得できたし、ある意味で正しい見解であると思う。
  医学に関心がある人にはぜひ読んでいただきたい本である。
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司馬 遼太郎 著 『翔が如く(全10巻)』 (文春文庫)
おすすめ度★★★★
翔ぶが如く(1)新装版
以前、ある著名な歴史学者が、西郷隆盛を日本史上最大の人物としてあげているを読んだことがありました。それ以来、西郷隆盛という人は、いったいどういう人物だったのかということに興味を持ち続けていました。それで、司馬遼太郎さんの本を機会があり、今回、司馬さんが西郷隆盛を中心に書かれた本書を読むことにしました。
本書は、明治維新後の西郷隆盛の後半生を描いているものでした。本書では、明治維新の最大の功労者である西郷隆盛が、なぜ西南戦争を起こしてしまったのかという1点に焦点が当てられています。これは、まさに私が知りたかったことでした。西郷隆盛ほどの人物が、なぜ、あのような戦争を起こして死んでしまったのか、私には謎として引っかかっていた疑問だったからです。
司馬遼太郎さんは、この点について、かなりの筆を割いて説明を試みられています。そのため、これまで、私の知らなかった西郷隆盛という人物像が浮き彫りにされて来ました。そして、西郷隆盛という人でさえ、完全な人物ではなく、まさに人間だったのだという深みを知ることができました。
本書は、明治維新後最大の内乱である戦争という悲劇を扱っているわけですが、私が読んだ司馬さんの作品の中でも、味わいがあるものでした。

司馬 遼太郎 (著) 『宮本武蔵』 (朝日文庫)
おすすめ度 ★★★
宮本武蔵
来年のNHK大河ドラマの番組は宮本武蔵だというので、すでに吉川英治さんのものは読んでいることもあって、司馬さんの宮本武蔵を読んでみることにしました。
司馬さんのものは、大衆小説としての面白さからいえば、吉川さんのものに及びませんが、内容は史実に近いぶん、吉川さんのものを読んだ後で読んでみると、実際の武蔵はこうだったのだろうかと別の面を知ることができました。

司馬 遼太郎 (著) 『真説宮本武蔵』 (講談社文庫)
おすすめ度 ★★★
真説宮本武蔵
2004年のNHK大河ドラマの番組は宮本武蔵だというので、すでに吉川英治さんのものは読んでいることもあって、司馬さんの 『宮本武蔵』 (朝日文庫)を読んでみたので、今回は、同じ司馬さんが宮本武蔵について書かれた別のものを読んでみることにしました。
本書においても、司馬さんの宮本武蔵像は、基本的には同じですが、書かれてある内容は若干違っていますので、両方とも読まれるといいと思います。本書には、他に5編の短編が収録されてあり、私は全部読んだのですが、宮本武蔵に関するものだけを読まれる場合は、「真説宮本武蔵」と「京の剣客」だけを読まれるといいと思います。




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