| 中島 義道 (著) 『ウィーン愛憎―ヨーロッパ精神との格闘』
(中公新書) 中島 義道 (著) 『戦う哲学者のウィーン愛憎』 (角川文庫) |
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| おすすめ度 ★★★★ | ||
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| 本書は、哲学者の中島義道さんがウィーンへ留学した際の体験記が綴られています。書名に愛憎とか戦うなどという文字があり、何だかオーバーだなと思って読み始めました。留学記なんて、退屈な内容だろうなと、余り期待しないで読み始めたところ、これな何とも面白いのです。そして、ウィーンは何と日本人にとって住みにくい土地なのかと驚きました。そして、本書のタイトルに使われている愛憎とか戦うという文字の意味が分りました。まさに、ウィーンでやっていくには戦ってゆかなければならなかったのです。そして、その思い出がウィーンへの愛憎となっているのだと知ることができました。ウィーンがどういうところが知りたい方は、ぜひ読まれることをおすすめします。 なお、新書版のほうでは削除された文章が、文庫版のほうでは追加されて掲載されております。本書の中で、追加された内容は、なぜウィーン愛憎なのかを理解する上で重要だと思われますので、文庫版のほうを読まれることをおすすめします。 |