辰巳 渚 著 『「捨てる!」技術』 (宝島社新書)
 この本は、店頭で見かけて書名に惹かれて買った。
 というのも、ちょうど研究所の移転で不要なものはどんどん捨てなければと考えていた矢先のことだったからだ。
 捨てるための本というのは珍しく、今までなかったように思う。
 普段から整理整頓のできてる人には必要ない本だろうが、私のようにぐうたらな人間にはおもいっきり捨てるのに一役買ってくれた。
 この本の内容には、賛否両論があるようだ。
 要らないもの、不要なものはどんどん捨てたほうがよいという本書の考え方に賛成する意見もあれば、いま必要なくても必要になる時が来るかもしれないし、人類の歴史や文化は過去の蓄積によって成り立っているわけであるから、そうした考え方に反対だという意見もある。
 これは、どちらの意見が正しいというものではないと、私は考えている。